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【初心者向け】気の利いた英会話かんたんフレーズ10

日常英会話

「ベラベラ英会話ができなくてもいい」
だけどとっさに
「簡単で気の利いた英語フレーズが言えたらかっこいいかも」

そんな人のために

『わずか2~5語で伝わるかんたんで気の利いた英会話表現』自身のエピソードを添えてご紹介します。

【気の利いたかんたん英会話フレーズのいいところ】

  1. ワード数が少ないため初心者でも音読が簡単
  2. 相手に好印象を与えられる
  3. 伝える側もなんだか気持ちすっきりできる

さらに学校の定期テストや模試、受験にも出題されるような英語フレーズなので学生も要チェックです

 

“After you.”

「お先にどうぞ」

エピソード:「Mr. After Youとの出会いは突然に」

海外のとあるデパートでエレベーターを使った時のことです。

エレベーターが来るのを待っていたのは私と初老の背の高いおじさまだけでした。

エレベーターがやってきて私とおじさんが乗り込むとすでに中にはたくさんの人が乗っていました。

 

私はお目当てのシナモンロールを買いにエレベーターで階下へ移動・・・ほどなくしてその階に到着。

 

ブイ~ンと扉が開ききる前からすでにそこには独特のシナモンロールの香りがふわりと立ち込めていました。

お~これこれこの匂いたまんないのよね~と大きく深呼吸。

扉が開ききるまでがいつもより長く感じるこの瞬間。

空腹なときは少々せっかち気味な私はまだかまだかと待ち構え、横をチラ見・・・

すると扉方向へ一歩踏み出した先ほどのおじさま。

『あらまおじさまも降りるご様子ね。』

ようやく大きなエレベーターの扉が開きました。

『あらあらおっちゃんももしかしてシナモンロールお目当てかしら?』

とそんなことを思いながらおじさんの顔をふと見上げると私もエレベーターを降りることを悟ったおじさまが一言。

“After you!”

と低音ナイスボイスでニコリ。

軽く手を前に差し出しながら言ってくれたのでした。

『バリトンボイスでAfter you!なるほどそうきたか!かっこよすぎるやろ、おっちゃん、ジェントルマ~ン。』

『バリトンボイスでアフターユー』ってなんか

『ティファニーで朝食を』みたいな・・・ちがうか。

『バリトンボイスでアフターユー』ってなんか

『バーテンダーとアフタヌーンティー』みたいな・・・もっとちがうか。

 

ところで最近は日本人男性もさりげなく女性を優先してくださる方が増えてきたような。

私もできるだけエレベーターでは赤ちゃん連れやお年寄りなど『お先にどうぞ精神』で対応するよう心掛けております。

 

おっと・・・まだこの話の先がありましたわ。

そのあと、シナモンロールのカウンターへいそいそと直行したわたくし。

くるりと辺りを見まわすと、まさかというか・・・案の定というか・・・

『やっやっやっや~っぱおじさまもシナモンロールでしたか~!』

「Hello again, Mr. AFTER YOUうううう!」

と思わず叫びたくなりました。

先ほどのおじさまもシナモンロール買いにきてました。

お互い目が合いどこからともなく思わず笑みがこみ上げてきました。

「After you.」って言う方もかっこいいし、言われた方も気分上々です。

 

こんな時に使える「After you」

「After you.」

直訳すると「あなたの後に」

ニホンゴでは「お先にどうぞ」という意味のセリフになりますが、「After you.」なんだか響きがいいですよね。

しかもニホンゴのゴロよりも言いやすいです。

そう思いません?

さきほどのようなシチュエーション

エレベーターで「After you.」

もちろん使える!

お店の行列で「After you.」

うんうん使える!

ホテルのビュッフェで料理の順番待ち「After you.」

これも使える!

スーパーのレジで「After you.」

あるある使える!

はたまた

トイレの前で「After you.」

こりゃお先に譲れないか?

まぁ時と場合によりますがもしもあなたが海外で目の前の人とどっちが先行くか迷って思わず目が合って譲れそうなシチュエーションであればぜひ気の利いたかんたん英語フレーズ笑顔を添えて「After you.」使ってみてくださいね。

私も何度となく使ったことがある「After you.」ですがこれを言うとなんだかすがすがしい気持ちです。

 

“Never mind.”

「気にしないで」

 

「Never mind.」と「ドンマイ=Don’t mind.」の違い

学生時代スポーツ部の部活動でメンバーがミスすると「ドンマイ、ドンマイ!」お互い励ましあうそんな掛け声を聞いたことがありませんか?

実際私も学生時代に「ドンマイ」言ってました。

「大丈夫だいじょうぶ!気にしない気にしない」的な掛け声ですよね。

しかし「大丈夫」は英語では「Never mind.」になります。

「ドンマイ」=英語にすると「Don’t mind」=「意味:嫌じゃない」なのですが、これは単品で使用することはなく必ず主語をくっつけて成立する会話フレーズになります。

例えば

I don’t mind it at all.
私は全然そのこと気にしてませんよ

She doesn’t mind it.
彼女はそのこと気にしてないよ。

などです。

「mind」には動詞として「嫌がる、気にする」そんな意味があります。

「気にするな」という命令文を作るには単純に文章の頭に「Don’t」をくっつけたくなりますが、「気にしないで」という場合の表現は「Don’t mind.」ではなく正しくは「Never mind.」となります。

 

“That’s alright.”

「大丈夫ですよ」

接客ハナマルなウェイターの所作とThat’s alright.

海外のレストランではチップ制のところも少なくありませんよね。

担当スタッフがテーブルごとにいてチップ制なので、とてもフレンドリーに一生懸命に接客してくれます。

日本はチップも出ないのに接客が丁寧な国なので驚きます。

海外のレストランで食事中のこと。

うっかりフォークを落としてしまったことがあります。

軽く手を挙げると、ウェイターが駆けつけてきてくれたので

「Excuse me, I dropped my fork.」
(すみませんが、フォークを落としてしまいました)

と伝えると、ウェイターはニコリと一言

「That’s alright.」

さらに長い手足をかがめてテーブルの下のフォークをささっと拾い上げました。

なんと美しい身のこなし・・・瞬時の対応に好感がもてました。

そのウェイターは奥へ行き、新しいフォークを持ってきてくれました。

味つけはもちろんですがそれプラス接客がすぐれたレストランであればまた足を運びたいなと思いませんか?

「That’s alright.」
だいじょうぶですよ

ということば、安心感を与える力がありますね。

 

“No problem.”

「どういたしまして」「大丈夫」

 

「Thank you」とお礼のことばを伝えると、

「You’re welcome./どういたしまして」のかわりに

「No problem.」が返ってくることもあります。

どちらかというと女性より男性が使う頻度が多いような気がします。

You are welcome.もいいですが、

こちらもサラッと自然に言いこなせたらかっこいいですね。

 

“Take your time.”

「どうぞごゆっくり」「焦らなくていいですからね」

 

和を以て貴しとなすの精神あふれたことば「Take your time.」

「Take your time.」

ご覧の通りこのことばはたったの英単語3語からなるセンテンスです。

しかし大きなパワーがあることばだと感じています。

待たせて申し訳ない状況の時って世の中結構あります。

飛行機の中で手荷物がなかなか下せないと焦る時や、小銭がないかお店のポイントカードはどこどことお財布の中を探るレジで、混雑した乗り物の中、たくさんの荷物をかかえて降りようとする時。

ある種の緊張感ただよう状況でも誰かひとりが声かけしてあげることで、一瞬にしてその場の雰囲気が和やかになるような魔法のことばがあります。

それが「Take your time.」です。

その実例をご紹介しますね。

海外にいた時に誕生日のお祝いにお友達がディナーをプレゼントしてくれたことがあります。

お友達も私もいつもよりおしゃれしてお出かけすることにしました。

普段からあまりファッションには無頓着なお友達ですが私がいろいろとファッションコーディネートをしてあげると、

「この組み合わせもいいけど、あっちのコーデもいいね・・・」

と楽しそうに迷っていました。

私もほかの友人もすでに準備万端。

その一方で友人はファッション選びに時間がかかり、いささか私やほかの友達を待たせてたいそう申し訳なさそうにしておりました。

とそこで一言「Take your time.」

私が言ってあげるとすごく安心したのかすごく嬉しそうに再び自分の部屋に入ったまましばらく出てきませんでした(笑)

そうは言ったものの『やっぱ部屋にもどるんか~いいっ!』と半笑いしてしまいました。

あっという間にディナーの予約の時間間近に。

その後ようやく準備が整いレストランへと向かったのでした。

おいしい食事をおなかいっぱいいただき幸せな気分になっていたところ突然、従業員さんやほかのお客さんたちが

「Happy birthday to you.  Happy birthday to you….」

とバースデーソングを歌い始め大合唱してくれたのでした。

(Thank you, my friend!)

友人の優しさと心遣いとてもありがたかったです。

照明が落とされたお洒落なレストランの中、テーブルの上のワイングラスと友人の金髪がいつも以上に光り輝いて見えた夜でした。

あんな風にバースデーソングを大合唱してくれる粋なお店の演出は欧米ならではといえます。

日本ではまだまだ少ないみたいなのでもっと普及すべき演出のひとつと言えるかもしれません。

 

“Go ahead.”

「どうぞどうぞ」

どうぞどうぞの会話例

「May I sit here?」
ここ、座ってもいいですか?

「Go ahead.」
どうぞ

もちろん単純に「Yes.」と言ってもいいところなのですが「Go ahead.」で代用することができます。

 

「Go ahead.」は先ほどご紹介した「After you.」のように「お先にどうぞ」的に使うこともできるフレーズです。

 

“Don’t worry about it.”

「気にしないで」「心配することないよ」「気にしないで」

 

イギリス英語とアメリカ英語で異なる響き「Don’t worry about it.」

「Don’t worry about it.」ですが、

イギリス人とアメリカ人で異なる響きがします。

イギリス人は「どんとぅ うぉうりぃ あばうてぃってぅ

Tの発音をしっかりめに発声。

一方アメリカ人は「どん うぉうりぃ あばうりっ

Tの発音が消滅したり『ラリルレロ』に変化。

すごく個人的な描写をさせていただきますと、私の耳にはイギリス英語は「かき氷」みたいな感じがしていて、アメリカ英語は「ソフトクリーム」のような感じがしています。

なので、私自身はイギリス英語っぽく会話するときは「かき氷かき氷」と頭でイメージしますし、

アメリカ英語を話す時には「ソフトクリームソフトクリーム」とイメージを浮かべております。

とはいってもこの描写はあまり共感していただけないかと思いますのでどうか

「Don’t worry about it.」
(気にしないでください)

“Keep the change.”

「お釣りはとっておいてください」

洋画や海外のテレビドラマでたま~に聞こえてくるフレーズ「Keep the change.」

私自身は海外でタクシーに乗った時に使ったことがあります。

お札で支払うのに中途半端な金額でお釣りもそんなに残らない状況だったことと、とても感じのいい運転手さんだったのでその時は

「Keep the change.」

と伝えてからタクシーを降りました。

少額でしたが運転手さんは大喜びしてくれていましたよ。

 

“Are you okay?”

「大丈夫ですか?」

 

日本語でも「大丈夫ですか?」と声をかけることがありますよね。

そんな時たいていは「大丈夫です」と返答されます。

日本人はあまり大丈夫でない時も、遠慮したり周囲への配慮から「大丈夫です」と答えることが多い気がします。

でも海外ではそうでもない時ははっきりと「I’m NOT okay./大丈夫じゃないし!」と言われます。

「Are you okay?」と尋ねられてほんとに大丈夫でない時は日本人も遠慮せずにはっきりと

「I’m not okay.」と言うほうがいいかもしれませんね。

 

“Bless you.”

「ご加護を!」

「God bless you./神のご加護を」の「God」が省略されたバージョンです。

「ご加護を」こういったセリフいつ使うのという感じがしますがごくごく日常的に使われていて、つまり誰かがくしゃみをしたときに使う英会話フレーズになります。

この場合は宗教的な意味合いはないのでたとえキリスト教徒でなくても使用して障りはありません。

欧米ではくしゃみをしたら悪魔が身体に入ってくるという迷信?があるためくしゃみをした人が回りにいたらその人に向かって悪魔祓いじゃないけれど「Bless you.」と声かけしてあげるわけです。

日本にはそんなくしゃみの風習はないので面白い感じがしますが、これ全く他人に対しても言ったりします。

知り合いの中にどんな時でもくしゃみが聞こえたら「Bless you!」という男の子がおりました。

『Mr. Bless You.』とひそかに呼んでいたのですが、驚くほど彼のBless you.発言はどこからでも聞こえてくるんですよ。

かなり距離の離れた場所でもくしゃみが聞こえたら「Bless you.」

大きなくしゃみはもちろん「Bless you.」

どんなに小さくて控えめなくしゃみでも「Bless you.」

一度私も彼の目の届かないところで、試しにこそっとくしゃみしたことがありまして、すると「Bless you!」とあのMr. Bless You.くんの声がどこからともなく聞こえてきたので、さすがやスゴっ!と思って笑っちゃいました。

このくしゃみにはルールがありましてBless you.と言われた方は必ず

「Thank you!」

と返事をします。

みなさんも飛行機で乗り合わせたり、ホテルのロビーで居合わせた欧米の人がいててくしゃみが聞こえたらすぐに

「Bless you.」

と声をかけてみてくださいね。

きっと

「Ohhh, thank you.」と答えてくれるはずです。

なんだか全く知らない人ともつながってる感があるので「Bless you.」気に入っています。

一方で日本ではそんな習慣がないのでちょっとさびしい感じがしています。

キリスト教の友人にもイスラム教徒の友人にも分け隔てなく「Bless you!」と声かけしていましたが、みんな普通に「Thank you!」と返事が返ってきていました。

そこまで深い意味はないかもしれませんが宗教を問わず平等にみんなの健康を願う雰囲気漂うことば

「Bless you!」

は最も短くて素敵な英会話フレーズのひとつのような気がします。

 

まとめ

  1. After you.
  2. Never mind.
  3. That’s alright.
  4. No problem.
  5. Take your time.
  6. Go ahead.
  7. Don’t worry about it.
  8. Keep the change.
  9. Are you okay?
  10. Bless you.

以上、初心者でもたったの2~5語で言える気の利いた英会話フレーズを10個ご紹介しました。女性でも男性でも大人でも子供でも老若男女問わずに使える気の利いた英語フレーズばかりです。とっさにサクッと使えられると嬉しいしなんだかちょっといい気分になれる英会話フレーズでもあるのでぜひ機会がございましたら使ってみてくださいね。

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