英語の中には日本語の解釈と矛盾する紛らわしい表現があります。
①I don’t know when he will come back.
② When he comes back, I will let you know.
①も②も未来のことを言っているのにどうして①は未来形で②は現在形になるのでしょうか?
ここでご紹介する内容は実際に私自身が教育現場で何度も学生や社会人から受けた質問でもあるので多くの日本人が間違えやすい英語であるということも推察されます。
ここで解決できること
- 日本人が間違えやすい「名詞節と副詞節の違い」を学習できる
- 定期テスト模試や受験英語TOEICで出題傾向が高い英語表現をチェックできる
- かんたん英会話なので音読しやすく間違えやすい英文法も楽にマスターできる
- テストのひっかけ問題で点数が稼げるようになる
【重要】名詞節と副詞節の違い ①I don’t know when he will come back. ② When he comes back, I will let you know.
学校の定期テスト、模試、英検、さらにTOEICやTOEFLでも出題される文法事項になります。
①I don’t know when he will come back.
② When he comes back, I will let you know.
ごくごく普通に日常会話で使うような日本語であり英会話ですね。
この二つの文章には重要な英文法要素が含まれています。
学生でも大人でもよく間違う人が多いため何度となくこの解説をしています。
①I don’t know when he will come back.
彼がいつ戻ってくるかはわからないんです
② When he comes back, I will let you know.
彼が戻って来たらお知らせします
①と②の共通点は
『彼が戻る』という未来のことについて述べている点です。
①と②の異なる点はどちらも未来のことを言っているのに
①では『Whenの節の動詞は未来形』
②では『Whenの節の動詞が現在形』という点です。
② When he will come back, I will let you know.
が不正解になる理由⇒『時や条件を表す副詞節は未来のことでも現在形』だからです。
この文法のきまりごとはしっかり覚えておくとテストで点数が稼げるようになることはもちろん英会話で戸惑わなくなります。
①I don’t know when he will come back.
こちらのセンテンスは「when」を含む節が名詞節。
一方で
②When he comes back, I will let you know.
こちらのセンテンスは「when」を含む節が副詞節。
そのため副詞節である②のセンテンスにはWhenの節に未来形ではなく現在形を用いて表現することになります。
「節」が名詞節か副詞節かを見極めるポイント
しかしここで混乱してきている人がいるかもしれません。
そもそも名詞節ってなんなん?副詞節ってなんなん?という人のためにさらに解説を加えますね。
【その「節」が名詞節か副詞節かの見極め方】は「節」を日本語に訳した時に「目的語=~を」の役割を果たしているかどうか考えるとわかりやすいです。
ここでは、①の「when he will come back」は訳すと「彼がいつ帰ってくるかということを僕は知らない」と和訳できます。
「~を」という具合に和訳が可能ということはその「~」部分は名詞節ということがわかります。
一方【副詞節の確認方法】ですが和訳したときに「動詞」にかかってくるかどうかで見えてきます。
②の「when he comes back」は訳すと「彼が戻ってきたら知らせる」という具合に「知らせる」という動詞に和訳がかかることがわかります。
②「When he comes back, I will let you know.」は「When」を「If」に変えても意味が通じます。
「If he comes back, I will let you know.」(彼が戻ってきたらお知らせします)
「彼が戻ってきたらお知らせします」=【時】
When he comes back, I will let you know.
「彼が戻ってきたらお知らせします」=【条件】
If he comes back, I will let you know.
このように【時・条件を表す副詞節は未来のことでも現在形】でインプットしておきましょう!
時・条件を表す副詞節の例文英会話で英作文練習
以下の例文センテンスはすべて『時・条件を表す副詞節の英文』です。
答えの英語は薄い文字色にしています。
確認の際には英文部分をドラッグしてくださいね。
未来のことでも現在形となるポイントの動詞には下線を引いています。
和訳を見ながら英作文練習または音読練習を行ってみてくださいね。
何度も言いますが『時・条件を表す副詞節は未来のことでも現在形』です。
明日晴れたら公園に行こうね。もし明日雨が降ったら図書館に行こうね。
If it is sunny tomorrow, let’s go to the park. If it rains tomorrow, let’s go to the library.
時間があったら家に来てよ。忙しかったらメールでいいよ。
When you have time, please come to my house. When you are busy, just send me an email.
友達が来る前に部屋の掃除しなくちゃね。友達が帰った後に食材の買い物に行こうっと。
Before my friend comes, I need to(have to) clean my room. After my friend leaves, I will go grocery shopping.
あなたの準備が出来次第ここを出発して、現地に到着次第まずはランチしようね。
As soon as you are ready, we can leave here. As soon as we get there, let’s have lunch first.
まとめ
これまで多くの学生や社会人から質問を受けてきた中でも特に模試や英検TOEICなどで間違えやすい文法事項についてまとめてみました。『時・条件を表す副詞節は未来のことでも現在形』を念仏のように唱えると頭のどこかに蓄えられるはずですが、いざ長文の中で出題されていたりすると気づきにくいものでミスしてしまうようです。それを防ぐためには例文音読が大切です。英語や英会話、4技能をブラッシュアップできるお手伝いをしているので他の記事もぜひご活用ください。
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