英語の中には日本語の解釈と矛盾する紛らわしい表現があります。
例えば『I’m used to speak English』の間違いはどこでしょうか?
ここでご紹介する内容は実際私自身が教育現場で何度も学生や社会人から受けた質問でもあるので多くの日本人が間違えやすい英語フレーズであるということが推察されます。
ここで解決できること
- 定期テスト模試や受験英語TOEICなどでよく出題される英語表現をチェックできる
- 親しみやすい簡単英会話を音読することで間違えやすい英文法もマスターできる
- テストのひっかけ問題で点数が稼げるようになる
- 今回は日本人が勘違いしやすい『used』を用いたフレーズを学習できる
- 間違えやすい『use』の発音のポイント
それでは確認していきましょう!
【重要】I’m used to speak English.は不正解!
受験、模試、英検、TOEICなどで出る問題
空所補充問題 次のかっこに適する動詞を選びなさい I’m used to ( ) English. 1 speak 2 speaking 3 have spoken |
間違えやすい選択が
I’m used to speak English.
正解は
I’m used to speaking English.
意訳『英会話に慣れています=英語を話すことに私は慣れている』
toの後ろは不定詞でしょ?
『toの後ろは動詞だったら不定詞というきまりでは?』とも限らないのです。
I’m used to speak English.
『to~』という形、不定詞じゃないの?という疑問。
used は『be used to』のセットになると『慣れている』という意味になり、ここで使われている『to』は『to不定詞』ではなく『前置詞』の『to』のため、その後ろに動詞を補充する場合は動詞を『動名詞』に変換して英会話を組み立てる必要があります。
①辛いものを食べ慣れました
I am used to eating spicy food.
②彼女は和食を料理することに慣れました
She is used to cooking Japanese food.
③彼は新しい顧客との会話に慣れました(話すことに慣れました)
He is used to talking to a new client.
④新車の運転になれましたね
You are used to driving a new car, aren’t you?
⑤私たちは同居生活に慣れました
We are used to living together.
⑥彼らは新しい職場でのフルタイム勤務に慣れました
They are used to working full-time in a new office.
英会話確認テスト
上記の英文①~⑥の和訳を見て英会話が出てくるかチャレンジしてみましょう。
英会話フレーズは薄い文字で記載しているので答えはその文字をドラッグして確認してくださいね。
①辛いものを食べ慣れました
I am used to eating spicy food.
②彼女は和食を料理することに慣れました
She is used to cooking Japanese food.
③彼は新しい顧客と話すことに慣れました
He is used to talking to a new client.
④新車の運転になれましたね
You are used to driving a new car, aren’t you?
⑤私たちは同居生活に慣れました
We are used to living together.
⑥彼らは新しい職場でのフルタイム勤務に慣れました
They are used to working full-time in a new office.
『①I’m used to~.』 と『②I get used to~.』の違いは?
①I’m used to~.
②I get used to~.
この二つは両方とも『~に慣れている』という意味なので大きな差異はありませんが、①の方は慣れているという状態を表しているのに対して、②は変化している慣れてきているという雰囲気を持ちます。
①be used to doing
I’m used to living with my roommate.
ルームメイトとの暮らしに慣れました
be used to ingは慣れた状態で止まっている雰囲気があります。
②get used to doing
You’ll get used to living with your roommate.
ルームメイトとの暮らしにすぐ慣れますよ
get used to ingは今なお進行中、移行中、慣れるために変化してますという雰囲気。
『主語+used to+動詞』 の場合の動詞の形はどうなる?
『主語+used to+動詞』 の場合、後ろにくるのは動名詞ではなく動詞の原形になります。
意味『以前・昔~していたものだ』
形が似ていますが先に説明した『be used to / get used to』とは全くの別物になります。
しかしこれらは混乱している人も多いため、かんたんな例文を頭の中に入れておくとミスを防げますよ。
以前東京に住んでいました
I used to live in Tokyo.
以前彼女は歌手でした
She used to be a singer.
以前彼はエンジニアとして勤務していました
He used to work as an engineer.
英会話確認テスト
英文センテンスは薄い色にしていますので解答確認の際にはドラッグしていただくか上の項目でチェックしてみてください。
以前東京に住んでいました
I used to live in Tokyo.
以前彼女は歌手でした
She used to be a singer.
以前彼はエンジニアとして勤務していました
He used to work as an engineer.
【注】used の発音
『使う』という意味を持つ『use』は『to』とくっつくと発音が変わります。
動詞の変化 use(ゆーず)-used(ゆーずどゅ)-used(ゆーずどゅ)
『used to 』になると『ゆーずた・ゆーずどゅとゅー』とは言わずに『ゆーすた』という発音に変化することを覚えておきましょう。
さらに『use』は『使用・利用』という名詞の意味も持ち合わせていますが、名詞として英会話で使用する場合には発音が『ゆーず』ではなくこれまた『ゆーす』となり濁りません。
まとめ
『used』を用いた間違えやすい表現と発音のポイントをご紹介しました。では最後に今日解説を行ったフレーズをあえてたくさん用いてコメントを書いてみます。
Some of the English words are little confusing. I explained how to use the word, “use.” I used to get confused, but I’m used to it now. I am sure that you will get used to it, too.
他にも英語4技能のスキルアップに役立つものをアップしているのでぜひご活用ください。
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